サガットを使い始めて一番初めに挫折しそうになったのが、この弾撃ちでした。今回から複数回に分けて、サガットを語るうえで外すことのできないタイガーショット及び弾撃ちの概要を解説していきたいと思います。
サガットの基本コンボから知りたい方はこちらもご参照ください~。
取り敢えず最初は撃ちまくってみる
サガットといえば、最強クラスの飛び道具「タイガーショット」をいかに撃っていくかに尽きます。サガットの半分はタイガーショットでできていると言っても過言ではないでしょう。まずはとにかく、タイガーショットを撃っていく&撃つことに慣れるということが大事になってきます。
基本はグランドタイガーショット(下ショット)を撃とう
地上すれすれを這うように進んでいく、通称下ショット。メインはこの下ショットを撃っていくことになります。
下ショットの特徴
- しゃがみ中の相手にもヒットする(これが重要)
- 後述の上ショットよりも発生・弾速が遅い
- 後述の上ショットよりも相手にヒット・ガードさせたときの有利フレームが少ない
弾の性能自体は後述の上ショットに劣るものの「しゃがみ中の相手にもヒット」するという、最大のメリットを生かしてこちらをメインに撃っていきます。
たまにタイガーショット(上ショット)を撃ってみよう
メインの下ショット。では上ショットは何に使うのか? まずはその前に上ショットの特徴を見ていきましょう。
上ショットの特徴
- 下ショットよりも発生・弾速が早い(これが重要)
- 下ショットよりも隙が少ない
- しゃがみ中の相手にはヒットしない
上ショットと下ショットでは、弾が出てから相手に到達するまでの時間が違います。基本的にサガットのような弾キャラに対して、相手はたいてい「ガードしつつ前歩きで近づいて」きます。しかし急に弾速の早い上ショットが来ることで、相手はガードが間に合わずヒットすることが多々あるのです。そのため、「下ショットをメインに撃ちつつ、時折上ショットを混ぜる」ことで、相手は相当近づきにくくなります。
弱ショット・強ショット・EXショットを混ぜて撃ってみよう
上ショットも下ショットも、弱中強の撃ち分けが可能です。弱<中<強の順番で弾速が速いため、より緩急を付けた弾打ちが可能になります。それぞれのショットの特徴を下記に記載します(ただし、中ショットはあまり使わないかなと思うので省きます)。
強上ショットの特徴
一番弾速が速いショット。シーズン5で調整が入って更に速度が増しました。中・近距離だと見てからガード・ジャンプでかわすのはほぼ不可能。ただし、しゃがまれていると当たらない。
強下ショットの特徴
二番目に弾速が速いショット。シーズン5で調整が入って更に速度が増しました。こちらも中・近距離だと見てからガード・ジャンプでかわすのは難しいかつ、しゃがみにもしっかりヒットします。これがメインの弾です。
弱上ショットの特徴
弾速の一番遅い上ショット。やはりしゃがんでいると当たらない。ただしその弾速の遅さと弾自体の高度の関係で、ジャンプでかわすのは難しい。相手はしゃがんでやり過ごすことが多いので、距離が離れていればVスキルを溜めるのもあり。
弱下ショットの特徴
サガットの弾の中で一番遅いショット。中距離くらいなら見てからでもジャンプで避けられるくらいに遅い。ただし弾の対処を知らない相手に対しては無双できるくらいの強さを持ちます(それについては今後解説します)。
EX上ショットの特徴
2弾ヒットかつヒット後ダウンする上ショット。やはりしゃがんでいると当たらない。ただしヒット後は特定の技で追撃が可能なので、当たればリターンが高い。
EX下ショットの特徴
2弾ヒットする下ショット。こちらもヒット後は特定の技で追撃可能だが、EX上ショットより追撃できる技は少ない。相手を何とか追い払いたい時などに使用したりします。
弾への対処が多すぎ。怖くて撃てない
弾の特徴が分かったところで、さあランクマへ!
タイガーショットを撃ちまくるぞ!
そう思って意気込んでも、中々勝てないですよね……。
たくさんあるタイガーショットを使い分けて撃ってるのに、すぐに近づかれてやられてしまう。私も最初は全く勝てませんでした。そもそもタイガーショットを撃つから負けるんじゃないかと思うくらいに、負けまくってました……
ジャンプからのフルコンボを喰らって3割近くダメージをもらう→起き攻め→終了
こっちのタイガーショットはガードさせて10程度で、ヒットさせたとしても60~70。相手の飛びが通れば300近くのダメージ+起き攻め。全然リスクリターンが合わないですよね。意味わかんない……。
弾抜け技を喰らう→画面端→起き攻め→終了
そもそもこのゲーム、弾抜け技が多すぎて……。せっかくのタイガーショットが機能しない組み合わせなんてザラにありますよね。キャラに至ってはEXゲージすら必要とせずにバンバン弾を抜けてくるという。
弾吸収・反射系VスキルでVゲージ溜められる→Vトリガー発動されて押し切られ終了
吸収とか反射って何ですか? サガットのアイデンティティであるタイガーショットを根本から否定する技を持っているキャラがたくさん存在しています。こっちは一生タイガーショットを撃っていたいのに、気持ちよく撃てないなんてサガット使う意味ないんじゃないかな……
撃った弾を飛ばれるとき・無効化される時はどんな時?
でもサガット、使いたいですよね。使いたいですよね?
なのでちょっと考えてみましょう。どこがいけなかったのかなあ……。皆さん、思い当たるところはありますか?
相手が反応できる遠目の距離から撃った
これなんですが、自分もサガット使い始めたころによく陥ってた罠というか。弾キャラって遠距離から安全にシューティングして相手倒したいじゃないですか? だから相手からなるべく離れて弾を撃っちゃう……。もちろん、弾抜け技がないキャラに関してはまだ良いと思います。ただし弾抜けを持っているキャラに関しては、話が別です。相手が反応できそうな遠距離から撃つと「タイガーショットを見てから、反応して弾抜け余裕」なキャラがいっぱいいます。なので安易に遠距離からタイガーショットを撃つと最速の上強ショットでさえも弾抜けの餌食になります。
決まった数の連続ショットを毎回撃っている
これは手癖ショットと言われるものです。例えば下ショット撃つ時は必ず2発連続で出すなどです。相手からしてみると、「この人さっきから2回連続で出してばっかりだから、次もどうせ2回出すから、1回目ガードしたらジャンプ攻撃しよう~」みたいな感じになります。
特定の行動の後に撃った
手癖ショットその2です。よくありがちなのは以下です。
- バックステップ後、最速でショット
- 相手の弾をガード後、最速でショット
- 相手の特定の技をガード後、最速でショット
これも相手に「弾を撃つタイミングを読まれた」ことで、ジャンプ攻撃や弾抜け技を合わせられてしまうというパターンです。
タイガーショットのコマンド操作を見られている
タイガーショットは【236+P or K】というコマンドで出します。【2】のコマンドでキャラがしゃがんでしまうのですが、相手がこの一瞬のしゃがみを見ている場合があります。そのしゃがみに反応して相手がジャンプしてくるわけです。
対空が出ていない
ここはかなり難しいところです。サガットには無敵対空技である「タイガーアッパーカット」がありますが、この技できちんと相手のジャンプ攻撃を落とせているかが重要になってきます。相手としては、ジャンプしてもこちらがガードするだけならリスクがありません。そうするとバンバン飛んできます。そのため相手の飛びは極力、「タイガーアッパーカット」で落とせるようにしていきたいところです。
【おまけ】弾撃ちの宿命。ドンピシャジャンプ
特に何の予兆も見せていなかったのに、たまたま自分が弾を撃った瞬間に相手が飛んでいた。これはもう弾打ちをしていたら仕方がないことです。「自分の弾と相手のジャンプがドンピシャでかち合ってしまうことがある」という事実が存在することは素直に認めて、割り切って弾を撃っていく必要があります。
今回のまとめ
サガットのタイガーショットは「最強クラスの弾」であることは確かです。ただここまで説明してきた通り、使い始めたときはうまく弾が撃てずに、中々勝ちに結びつかないことが多いと思います。実際私もそうでした。最初のころはそもそも「弾を撃ったらジャンプされるんじゃないか?」と怯えてばかりでほとんど弾が撃てていませんでした。ただ、徐々に「弾の撃ちどころ」が分かってきてからは、やっぱり「サガットのタイガーショットは強い!」と感じることが多くなってきました。
次回はそんな実際の「弾の撃ちどころ」について具体的に解説していきたいと思います。
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